佐野由貴美 選手 決勝トーナメント 2
一振り一振りに思い
第53回 日本女子 ソフトボール リーグ
11月8日 パロマ瑞穂野球場 ホンダ VS トヨタ 3位決定戦
今期から、デンソーブライトペガサスに移籍した、佐野由貴美選手です。この決勝トーナメントでも、強いぞんざい感を見せていた選手でしたので、シーズン終了後に支配下登録抹消のニュースを見て、びっくりしていましたが、移籍先が決まったニュースを見て一安心しました。
決勝トーナメント進出が決まった後のチーム公式ページでは、「一振り一振りに思いを込めて。全力で感謝をプレーに。」とコメントしていた佐野選手ですが、その思いが伝わってくる打席でのシーンです。2年連続で準優勝の強いチームの主力選手として目に焼き付きました。
決勝トーナメントでは、この試合を含めて3試合を戦った HondaRevert ですが、佐野選手は、初戦の豊田自動織機シャイニングベガ戦では、レフト前のヒットを放って先制点を挙げました。この勢いと集中力を決勝トーナメントの最後までチームに継続させることになったような印象です。
2019年には、女子ソフトボールの将来を担う人材を育てることを目的とした、ソフトボールアカデミーで、小中学生70人に技術を熱血指導もしていました。1部リーグの強豪チームの主力選手から直接指導を受けられた小中学生たちの中からは、その貴重な経験を生かして、やがて1部リーグの選手になる人も出てくるかもしれません。
2019年には、Honda躍進の中心選手として、ベストナインの受賞歴もある佐野選手。デンソーブライトペガサスに移籍しても引き続き注目の選手です。佐野選手の加入で、デンソーにどのような化学反応が起こって、チームがどんな風にパワーアップするのか楽しみです。