上野由岐子 投手　決勝トーナメント ’21

現役続行！

第54回 日本女子 ソフトボール リーグ

11月6-7日　県営あづま球場　BIC VS トヨタ

2021年7月　日本中を沸かせたオリンピックが終了した後も、上野投手はビックカメラ高崎BEEQUEENのエースとして登板を続けました。そして、決勝トーナメントでオリンピックの舞台だったあづま球場に再び戻って来て、チームの三連覇を賭けた戦いに挑みます。

決勝トーナメントでは、2試合ともリリーフで登板しました。最初の試合は、6回からマウンドに上がりました。どこかいつもと違うように見えた上野投手。満塁のピンチも招きましたが、要所を締めて、2-0のまま失点を許さず、勝利を収めます。

第2試合は、決勝です。オリンピック効果もあって、昨日と同様に多くの観客が詰めかけたこの大会。試合前にキャッチボールを行う上野投手を見ようと、たくさんの人が最前列まで詰めかけるシーンが展開され、上野投手の人気の高さが改めて感じられました。

決勝では、前日と打って変わって危なげのないピッチングで、3イニングを1安打無失点に抑えて、チームを日本一に導きました。相手チームは、アメリカ代表のアボット投手から日本代表の後藤投手へのリレーでしたが、やはり上野投手の隙の無い投球は際立っていました。

上野投手の現役続行というニュースが伝わって来ています。北京オリンピックの後には目標を見失っていたと語っていた上野投手ですが、来年はジャパンダイヤモンドリーグ（JDリーグ）が開幕しますので、その舞台での上野投手の投球が見られることを楽しみにしています。