切石結女 捕手　決勝トーナメント

若き才能

第53回 日本女子 ソフトボール リーグ

11月7日　パロマ瑞穂野球場　トヨタ VS BIC

決勝トーナメント初戦の舞台で先発出場した切石結女捕手。小学生の頃は、男子に交じって少年野球をしていたそうです。千葉ロッテマリーンズジュニアに選出されるなど、高いレベルの少年野球で才能を発揮していました。ソフトボールは中学生から始めています。野球ではファーストだったため、捕手も中学生からです。

高校では、インターハイの春夏連覇に貢献しました。そして高校生ながら、日本代表に選出されます。トヨタ自動車レッドテリアーズに加入してからは、同じ千葉出身の峰幸代捕手をお手本としてさらに成長してきました。今年の後半開幕節にも出場を果たしています。

球場で見た切石捕手は、とにかく目を配って、よく動いていました。また、打者や場面によってはかなり内角の厳しいボールも要求して後藤希友投手をリードしていたのも印象的でした。以前から、肩の強さが一番の強みと話している切石選手。今後もトヨタ自動車レッドテリアーズの各投手を力強くリードをしていくことでしょう。

決勝トーナメント初戦のこの試合、切石選手はバッティングでも魅せました。2回に上野投手からレフト前に見事なヒットを放ちます。切石選手のグローブには、「勇猛果敢」と刺繍されているそうですが、バッティングもまさに勇猛果敢を地で行くような気迫で、痛烈な当たりに球場が沸きました。

今オフには、佐賀で行われたソフトボール教室でのリモート講習に参加された切石選手。受講生からはたくさんの質問があったとのことです。今後もソフトボールの技術向上や、魅力を発信する選手の一人として、ますますの活躍を期待しています。