長崎望未 選手 決勝トーナメント 2
千両役者
第53回 日本女子 ソフトボール リーグ
11月8日 パロマ瑞穂野球場 ホンダ VS トヨタ 3位決定戦
リーグ戦を1位で通過したトヨタ自動車レッドテリアーズでしたが、決勝トーナメント初戦では、ビックカメラ高崎BEE QUEENに敗れていました。決勝で再びビックカメラと対戦するために、ホンダ戦に臨みます。
長崎望未 選手の打順は、前日の決勝トーナメント初日と同じ3番でした。ホンダのエース、ジェイリン・フォードの力投の前に、快音は聞かれませんでしたが、長崎選手はどんな投手の球にもタイミングを合わせて、ファウルで粘る印象があります。単に空振りだけで終わらないところに大打者らしさを感じました。
試合前には、バックネット裏のスペースでバッティング練習をしていました。ファンサービスというわけでもないのでしょうが、人気選手だけに、長崎選手を近くで見られるのが嬉しいファンもたくさんいるのだと思います。
前日は守備でも躍動して、球場を沸かせていた長崎選手ですが、やはりバッティングにもいつも注目が集まります。長崎選手がバッターボックスに入ると、「長崎さん!」というチームメイトからの期待のこもった声がよく聞こえました。
結局、トヨタ自動車レッドテリアーズは、リーグを1位で通過しながらも、決勝トーナメントでまさかの2連敗を喫してしまいましたが、長崎選手は、強豪チームの主軸打者として、そして人気選手として、最後まで千両役者ぶりを球場のファンに印象付けていたと思います。