長崎望未 選手 決勝トーナメント
次の挑戦
第53回 日本女子 ソフトボール リーグ
11月7日 パロマ瑞穂野球場 トヨタ VS BIC
12月9日に、日本女子ソフトボールリーグのサイトにて、トヨタ自動車レッドテリアーズの支配下登録抹消を公示された長崎望未選手。同日、自身の instagram で引退を表明しました。
今年の後半開幕節では、永年表彰も受賞していましたが、今期のプレーを見ていると、まだまだ引退するとは思っていませんでした。しかし、すでに十分な実績のある選手ですし、余力を持ったまま引退するのは、素敵なことだと思います。これだけの選手なので、指導者としての活躍も期待してしまいます。
チャンスで上野投手からヒットを打っても、塁上では表情ひとつ変えないところに大打者の風格を感じました。一方で、自分ではボールと思って見送った球をストライクと判定されると、バットを地面について、下を向いたまま苦笑している姿も印象的でした。
小柄な身体ながら、鍛えた筋肉で長打を放つパワーヒッターの長崎選手は、いつの試合でも存在感はやはり別格でした。守備でもダイビングキャッチなどで魅せることが多く、グラウンドの華であり続けました。長崎選手の次の挑戦にあっても、同じく華であり続けると思います。
もともと、引退後の活動についてもいろいろと考えて準備してきていたと思われる長崎選手。今後も、その実績と知名度を生かして、ソフトボールの普及のために活動していただけるのではないかと思います。長い間お疲れさまでした。長崎選手のプレーを球場で見られたことは、本当に良かったと思っています。