清原奈侑 捕手 TOKYO2020 日本代表
東京オリンピック 女子ソフトボール 選出メンバー
日立サンディーバ 清原奈侑 捕手 #10
写真は2021年前半節に撮影したものです。
高校生の時に北京五輪を見て以来、五輪に懸ける思いがあったと伝えられている清原捕手。宇津木麗華監督の3捕手体制の一人として、東京オリンピック出場選手となりました。第一試合で上野投手から後藤投手に継投した際に、キャッチャーも我妻捕手から、清原捕手に交代になり、オリンピックの舞台に登場しました。
自身も初出場ながら、同じく初出場で最年少の後藤投手にとっては更に緊張すると思われた場面。清原捕手は、雰囲気に飲まれないように、大きな手ぶりを交えて後藤投手をリードしていました。解説の宇津木妙子氏が「清原捕手は投手を乗せるのが上手い」と言っていた通りのリードで後藤投手の本来のピッチングを引き出し、この後の活躍に繋げました。
中学校のソフトボール部では、最初自分だけが野球経験者で、他の部員と大きな差があったといいいます。その経験から、他の選手が力を発揮できるようにという配慮を重ねてきたことが、日立のキャプテンとしてだけでなく、オリンピックの大舞台でも日本代表の力になりました。
そんな清原捕手は、東京オリンピック後に三重とこわか国体の関東ブロック予選に出場して日立の新人、佐藤真咲投手や、3部リーグ厚木SCの矢作実緒投手の球を受けました。両投手にとって、今後の成長に繋がる良い体験になったのではないかと思います。また、2ランホームランを打っていて、打撃も健在なところを見せてくれました。
国体予選の戦い振りから、今年の日立サンディーバには地力と勢いが感じられ、決勝トーナメント進出が期待されます。そんなチームのチーム一丸の中心として、清原キャプテンの存在はやっぱり大きいです。今後も投手をはじめ各選手が力を発揮できるようにオリンピックの経験も踏まえてチームを引き続き引っ張って欲しいです。