日立 VS 厚木SC 国体神奈川予選
神奈川予選突破
三重とこわか国体 神奈川県予選決勝
5月29日 厚木市及川球場 日立 VS 厚木SC
9月26日から行われる、三重とこわか国体のソフトボール競技、成年女子の神奈川県予選決勝が、厚木市及川球場で行われました。日立サンディーバの先発は、今期の1部リーグ前半戦で防御率 0.67 と奪三振33を誇る坂本実桜投手です。初回を三者凡退で抑えると、続く2回も無失点の安定した投球で、3回からは新人投手にマウンドを託しました。
1点を先制した日立は、なおも3塁にランナーを置いて、坂本結愛選手がツーランホームランを放ちます。引き締まった腕によるスイングで、力強い打球は楽々フェンスを越えていきました。坂本選手は、この試合で盗塁も2回成功させて、厚木SCを揺さぶり、勝利の原動力となりました。
坂本選手の豪快なホームランの余韻も冷めない中、今度は炭谷選手もソロホームランを放ちます。初回で4点が入り、試合の流れを決定的にする1打でした。炭谷選手と坂本選手は、二人とも捕手からコンバートした選手です。日立サンディーバの決勝トーナメント進出に向けて、炭谷選手の後半戦のさらなる活躍に期待が高まります。
1部リーグでは、東京オリンピックに出場した清原奈侑選手がメインの捕手ですが、この日は大越玲那選手がスタメンマスクを被りました。失点は3回の佐藤投手の2点だけに抑えるリードを見せた他に、3塁打1本と2塁打1本を放って、バッティングでも存在感を見せていました。
3回からマウンドに上がった大越投手。立ち上がりに2点を失ったものの、その後は落ち着いて要所をしのいで追加点を許しませんでした。躍動感のある投球フォームから、将来性がうかがえました。3回以降は、1部リーグに出場している選手がベンチに下がるなど、余裕をもって勝利した日立。関東ブロック大会での戦いにも期待しています。