田内愛絵里 投手 第3節 茅ヶ崎大会

眩しく投げる

第54回 日本女子 ソフトボール リーグ

4月17日　茅ヶ崎後援野球場　日立 VS デンソー

例年に比べて移籍者が多いことが話題になった日本女子ソフトボールリーグでしたが、2016年新人賞の田内愛絵里投手も、トヨタ自動車レッドテリアーズから、日立サンディーバに移籍していました。その、日立サンディーバの地元神奈川での試合となる茅ヶ崎大会に先発し、その投球で観客を魅了しました。

時折雨が強く降り、また強風が吹いた17日の茅ヶ崎大会。そんなマウンドでも冷静にテンポよく切れのいいボールを投げていた田内投手。球場で見たのは初めてでしたが、いい投手だと直感しました。雰囲気が、ザ・アスリートという感じで、ユニフォームがよく似合い、マウンドや球場に映える選手です。

自分を動物に例えるとしたら、という質問に「筋肉質なカンガルー」と回答していた田内投手。ダイナミックな投球フォームと速球に目が釘付けになります。マウンドでの落ち着きも雰囲気があっていい感じです。リケッツ投手と坂本投手に続く3本柱となることへの期待が高まります。

この試合では、味方の援護がなく、また普段なら平凡な外野フライという当たりが、ちょっと普通じゃない凄まじい強風でホームランになってしまうという不運があって勝利投手とはなりませんでしたが、投球内容は今後の活躍を期待させるのに十分な内容でした。

今期の目標を、キャリアハイの6勝としている田内投手。日立サンディーバの決勝トーナメント進出には、やはり田内投手の活躍が必要なので、今後のピッチングにも期待しています。そして、また球場で投げる姿を見られるのをとても楽しみにしています。